ウォーキングで背中の筋肉痛がある場合は？

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ウォーキング中、背中の筋肉痛があるんですけど、どうしたら良いですか？

というご質問をいただくことがあります。

ウォーキングで背中の筋肉痛がある場合、そのほとんどの原因は、姿勢に問題があると言えます。

ただ、姿勢に問題があると言われても、一体どこがどう問題なのかが良く分からないという方もいることでしょう。

ここでは、ウォーキング中に背中の筋肉痛がある場合の、症状や原因、対処法についてご説明します。

ウォーキング中に背中の筋肉痛があるという場合、その具体的な原因は何でしょうか？

まず、ウォーキング時の理想的な姿勢は、背中が丸くもなく、反ってもいない中間位にあることです。

逆に、理想的な姿勢でウォーキングが行えているなら、背中の筋肉痛に悩まされることはあまりないでしょう。

しかし、多くの方はウォーキング中に「中間位」ではなく、どちらかに偏った姿勢になっています。

年齢を重ねると、背中は自然と丸くなってしまいます。

その姿勢で、ウォーキングを行うと、腰部特に背筋群へのストレスが強くなり、背中の筋肉痛が出現してしまいます。

また、反って歩くのも同様に腰部、特に脊椎や椎間板へのストレスが強く、負荷が一カ所に集中しやすくなるため、背中の筋肉痛を誘発してしまいます。

また、ウォーキング中に背中の筋肉痛を感じる場合、姿勢以外では「腰部疾患」の可能性もあります。

特に若い方ですと、「腰椎分離症」や「腰椎すべり症」などを発症しやすく、長時間の立位姿勢保持や歩く事が困難になるケースがあります。

また、年齢を重ねると、「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」の可能性も出てきます。

これもウォーキング中に背中の筋肉痛を感じることがあります。

特に、脊柱管狭窄症は、ウォーキングの時に強く症状が出現する事が多いため、腰部の痛み以外に、痺れや脱力感など多岐にわたって、症状が出現する場合もあります。

ウォーキング中の背中の筋肉痛のほとんどは、姿勢によるものであるため、歩く前から姿勢を意識し、なるべくその姿勢を崩さないよう歩くことが大切です。

ただし、いきなり長時間その姿勢でウォーキングを行うことは難しいでしょう。

その点は、普段から意識していくと習慣化されますので、日頃からの自覚も大切な要因となります。

また、ウォーキングによる疲労の蓄積でも背中の筋肉痛を誘発してしまうことがあります。

なので、ウォーキングを行う前後のケアも怠らないよう注意しましょう。

具体的には、ストレッチや温かいお風呂に入ることをオススメします。

主なストレッチ方法としては、背伸びの運動や、背中の筋肉と関連が深い、太ももの裏の筋肉をストレッチしていくことを意識しましょう。

肩や首周りも定期的に行っていくことがポイントです。

また、背中の筋肉通以外に、痺れや脱力感など他の症状が出現した場合は、なるべく早く医療機関に相談しましょう。

その場合は、腰部疾患である可能性が高いですので、早期に治療することで日常生活に影響が出ないよう心がけていきましょう。

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